第8回 福岡市・北九州市両市長会談資料


福北連携事業の進捗状況について

【平成16年度以降実施予定事業】

1.「東アジア経済交流推進機構」の設立への協力

環黄海経済圏の潜在力を活かし、関連の都市・地域の連携を核とした、新たな産業政策、企業育成政策、ひいては雇用拡大に結びつく地域連携の検討を行うために、日中韓の10都市の市長会議と共に商工会議所を主体とする経済人会議を加えた「東アジア経済交流推進機構」を設立する。同機構の設立・運営にあたり、両市で引き続き協力して取り組んでいく。

○構成都市
日本:福岡市、北九州市、下関市
中国:大連市、天津市、青島市、烟台市
韓国:仁川広域市、釜山広域市、蔚山広域市

○機構の組織
・機構会議:10都市の市長及び商工会議所会頭による意思決定機関
・部会事業推進本部:部会の総合調整機関
・第三者評価委員会:機構事業等への評価及び提言を行う委員会
・事務局:北九州市、下関市

○部会
・ものづくり部会
・環境部会
・ロジスティクス部会
・観光部会

○機構設立予定日:平成16年11月16日(火)

2.国際宇宙会議開催への協力

第6回両市長会談で合意した同会議への協力について、誘致活動等両市が協力して取り組んだ結果、宇宙開発に関する最新の研究成果の発表、情報交換等を行う、宇宙に関する世界最大の会議である「国際宇宙会議」(主催:国際宇宙連盟等)を平成17年10月に福岡市で開催する。同会議に併せて、宇宙に関する研究や国際的活動について開発途上国へ紹介し、宇宙科学技術を活用して開発途上国に寄与することを目的とする「国連・国際宇宙連盟ワークショップ」(主催:国際連合宇宙部、国際宇宙連盟)を平成17年10月に北九州市で開催することとなった。
今後、上記会議の成功に向け、両市の連携を一層密にし、協力して取り組んでいく。

平成16年10月 第55回国際宇宙会議(カナダ・バンクーバー)において、
両市が連携して次回開催地広報活動を実施
平成17年9月 第2回開催地委員会開催
平成17年10月 国際宇宙会議(福岡市)及び国連・国際宇宙連盟ワークショップ(北九州市)
開催

3.第22回全国都市緑化ふくおかフェア「アイランド花どんたく」への協力

 「はじまる、花と緑の幸せ物語 〜風・博多からアジアへ〜」をテーマに、来年、福岡市で開催される都市緑化ふくおかフェア(愛称:アイランド花どんたく)において、北九州市から、政令指定都市花壇への出展とステージ催事や自治体観光・物産展への参加が予定されている。

・会 期:平成17年9月9日(金)〜11月20日(日) 73日間
・会 場:福岡市東区 アイランドシティ中央公園及びその周辺区域
・主 催:福岡市、(財)都市緑化基金


【その他各局連携事業の進捗状況】

1.広報分野における連携(広報担当局)

平成13年7月から、両市の市政だよりに、福北連携コーナー「ふく・きた・る」を連載しており、毎月相互にお出かけ情報や催し等を掲載している。また、平成13年1月より、広報に関わる連携会議を定期的に開催しており、情報交換、連携方策の検討を行っている。

2.フィルム・コミッション事業における協力(広報・文化担当局)

映像を通じて、両市の魅力を世界に発信するため、ロケ地としての魅力の向上と効果的なロケ支援のために、両市が協力して事業を行っている。
・平成16年3月、映画「勇気の3000キロ」のロケにおいて相互支援
・平成16年7月、映画「カーテンコール」のロケにおいて相互支援

3.国際交流についての展開における協力(企画担当局)

・釜山国際観光博覧会(平成15年9月4日〜7日)両市及び福岡県の連携により出展。
・東アジア都市会議実務者会議の開催(北九州市:平成16年6月28日〜30日) 
・アジア太平洋都市サミット市長会議(タイ、バンコク:平成16年11月29日〜12月1日予定)

4.福北都市問題研究会(企画担当局)

「アジアを意識した国際交流」と「市民生活の向上」という視点に基づき、両市のまちづくりの課題について研究会を設置し、調査・検討を行っている。平成14年11月には、両市民の交流を深め、双方向性を高めることを目的に、市民自ら情報提供や連携の議論に参加できる市民参加型ホームページを開設し、同ホームページにおいて「福北連携ネットシンポジウム」を開催するなど、両市の連携を図っている。

5.ITの推進に関する連携事業(情報処理、情報政策担当局)

コンピュータの共同利用、ソフトの共同開発及びデータの共通化の可能性について検討し、合わせて電子市役所の推進に関する研究を共同で行っている。

・コンピュータ共同利用推進会議の開催(北九州市:平成16年6月25日)
・電子市役所の推進に関する共同研究事業の実施(北九州市:平成16年6月25日)

6.都市経営の発展方策等調査・研究会(財政担当局)

地方分権時代において、より効果的・効率的な財政運営を行っていくため、両市の財政担当課(事務レベル)で、情報交換や共同調査研究などを行っている。平成16年度は、県費補助金について、両市が連携して、調査・研究に取り組むこととしている。

7.ロボット関連産業の振興(産業振興担当局)

企業や大学・研究機関の集積を活用したロボット関連産業の振興を図るため、両市及び福岡県共同で産学官からなる「ロボット産業振興会議」を設立。

平成15年6月 「ロボット産業振興会議」設立総会開催(ホテルオークラ福岡(福岡市))
平成15年11月 「ロボット開発・実証実験特区」の認定。
平成16年2月 「国際ロボットフェア2004」として「国際ロボット見本市2004」(北九州市)、
「世界ロボット会議」(福岡市)を開催。
平成16年7月 「ロボット産業振興会議」総会開催(北九州国際会議場)
平成17年2月 「国際ロボットフェア2005」(仮称)開催
※今回は、北九州市での国際ロボット見本市の開催のみ

8.福岡市・北九州市保健福祉局長会議(保健福祉局)

両市の保健福祉局長及び担当部課長が一堂に会し、それぞれが抱える課題や先進的な取り組みなどについて意見交換を行う。また、効率的・効果的な事業実施のために、共同で事業や職員研修(児童福祉司研修会等)に取り組むなど、両市の連携が図られている。

9.市立施設等の高齢者の相互利用(保健福祉局)

65歳以上の高齢者が市立の教養文化施設等を無料もしくは割引で利用できる「シルバー手帳(福岡市)」と「年長者施設利用証(北九州市)」の相互利用を平成14年7月1日から開始し、現在、相互利用が進んでいる。

10.国際観光振興事業(観光担当局)

東アジアを中心に、外国人観光客の誘致を図るため、海外旅行博への出展や旅行エージェントへのセールス活動等の事業実施に際し、効果的なPR活動を行うために両市が一体となって取り組んでいる。今後、両市のほか北部九州主要都市と連携して上海市からマスコミを招聘し、共同PR事業を実施する予定である。

11.環境問題の連携・協力に関する北九州市及び福岡市協議会(環境局)

両市が直面している環境問題の解決に向けての各種協議・検討・研究を以下の4つのワーキンググループにおいて実施している。

〔環境啓発グループ〕 ・啓発事業の連携
〔国際協力グループ〕 ・協働での技術研究者の受入、協働での技術交流団の派遣等
〔都市環境グループ〕 ・エコスタイル共同実施、ノーマイカーデー共同実施
〔研究所グループ〕 ・分析法の開発並びに水質浄化に関する調査研究等

12.港湾の連携(港湾局)

スーパー中枢港湾の指定に向けて、集荷に向けた取組みなど連携が可能なものについて、今後も連携していく。また、平成15年6月に設立された「北部九州中枢国際港湾協議会」において、国際競争力の強化及び港湾のあり方や連携のあり方について共同で調査研究を進める。

13.消防・防災分野における協力(消防・防災担当局)

航空消防での連携事業について、平成15年2月1日に締結した「北九州市と福岡市における航空消防応援の実施に関する申し合わせ」に基づき、両市の連携が図られている。また、都市防災面について、毎年、両市が連携し、総合防災訓練において合同訓練を実施している。

14.北部福岡広域水利用協議会(水道担当局)

平成14年12月24日の福岡県知事、福岡・北九州両市長によるトップ会談での合意を受けて、「北部福岡広域水利用協議会」が平成15年3月26日に発足した。現在、同協議会において、課題の検討が行われている。

15.美術館・博物館における連携事業(教育委員会)

両市美術館・博物館の連携事業は、平成13年度より行われており、昨年度は両市博物館で交換展を行った。今年度は、両市美術館の連携事業として、両館を行き来しながら、両市の市民の交流を深めるための教育普及的なプログラムを実施する。日程は、9月18日〜20日の予定で、内容は、両館の間にバスを走らせ、参加者が、その環境、建築、コレクションを比較しながら、共通点・相違点・面白みを発見するというものである。